札幌グランドホテルの歴史のご紹介。半世紀を経ての歴史をご紹介いたします。

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HISTORY

半世紀を経て

創業50周年を迎えて

昭和53年6月、札幌グランドホテルに女性ベルパーソンが誕生。起用されたのは平均年齢19歳の9人の女性たち。ミリタリールックできびきびとサービスする姿は評判も上々でした。
女性をベルパーソンに起用するという日本初の試みから6年後の昭和59年、札幌グランドホテルは創業50周年という区切りの年へ。その翌年には、それまで建築中だった別館が完成、営業を開始しました。別館内には、札幌グランドホテルの“ミニ博物館”ともいえる「メモリアルライブラリー」も開設。ホテル創業からの写真、食器、メニューや新聞記事などの展示物は、50年間の足跡を伝えるものでした。現在もなお、北海道の、札幌の、そして札幌グランドホテルの歩みがひとつひとつに込められた貴重なライブラリーとなっています。
新たなことに挑戦し続けながらも、古き佳き時代を大切にする札幌グランドホテル。女性の起用、ライブラリー開設などを通して、北海道・札幌から文化を発信していく役割を担っていったのです。

女性ベルパーソン
女性ベルパーソン
ベルパーソンの夏服

すでにベルスタッフとして女性ベルパーソンを採用していた男女同権の国であるアメリカで、ベルボーイではなくて“ベルパーソン”と呼んでいたことから、札幌グランドホテルでもその呼び方を採用。重い荷物を運ばなければいけないことなどから、女性には無理ではないかとの声もあったが、実際の働きぶりは予想を上回るものであった。彼女達の存在は、札幌グランドホテルのエントランスを親しみやすく明るいものにした。



メモリアルライブラリー

昭和60年、本館と別館を結ぶ1階のコリドールに設けられた。創業以来の写真・食器・メニュー・新聞記事など100点あまりを展示している。また、北海道の歴史書・風物誌・北海道に縁の深い作家の著書・観光地のガイドブックも陳列。北の文化を守り続ける札幌グランドホテルの情報発信基地となっている。

メモリアルライブラリー
メモリアルライブラリー
昭和天皇がご宿泊された際のルームキー
(写真:昭和天皇がご宿泊された際のルームキー)



大宴会場
グランドホール
グランドホール

別館にオープンした「グランドホール」は、1,000名収容の大宴会場。北極星など北の自然をモチーフにしたインテリア、本格的な音響調光設備を備えた多目的なホールで、国際会議から婚礼までさまざまな使い方ができるようになっている。現在はこの他に、焼香が可能な法要会場なども設置。お客様の集いの目的に合わせ、幅広いおもてなしを提供している。



半世紀を経て

メモリアルライブラリー
(写真:メモリアルライブラリー)

昭和50年を過ぎると、札幌の都心部などには次々と新感覚のビルディングが姿を現し、また郊外にはニュータウンと呼ばれる街並みが誕生しはじめました。開拓から始まり、西洋文化の流入、戦争、終戦後のアメリカの影響、市民100万人突破など。時代の大きな移り変わりの度に、北の先人たちはその叡智(えいち)を磨き、感性を研ぎ澄まし、札幌の街を作り上げていったのです。
古いものを大切に生かしながら、時代と調和する新しさをつくり、外国や東京のコピーではないニューローカリズムを確立していく。こうした姿勢を貫いた札幌の歩みは、昭和59年12月に創業50周年を経て翌年4月、別館をオープンさせた札幌グランドホテルの中にも息づいていました。
本館と別館を結ぶメモリアルパスに、ミニ博物館「メモリアルライブラリー」を新設。開業当時の食器やメニューをはじめ、札幌の街とともに歩んだ50年間を語る写真やエピソード、アンティークグッズなどを展示しています。
札幌グランドホテルの足跡は、そのまま、北都・札幌の街の歴史に。半世紀を経て、次の世紀への一歩を、街とホテルは共に歩み出したのです。


栗谷川健一作・陶板画
栗谷川健一作陶板画
(写真:栗谷川健一作・陶板画)

札幌グランドホテルが昭和59年、創業50周年の節目の年を迎え、次世代への第1歩を別館誕生とともに踏み出した昭和60年。本館と別館を結ぶ2階通路「コリドール」に、美しい陶板画が飾られました。
作者は、札幌に住みながら世界を舞台に活躍した国際的デザイナー・栗谷川健一氏。昭和9年、札幌グランドホテル創業当時の緑あふれる札幌の街並みが描かれています。
北海道庁の赤れんがや札幌郵便局、鉄道倶楽部(くらぶ)、豊平館(ほうへいかん)、札幌市民公会堂や時計台など。当時、札幌を象徴していた27の建物が、札幌グランドホテルを中心に配された構図。50年前の街並みが現代に甦(よみがえ)るノスタルジックな作品は、現在も創業当時の想いを人々に語りかけています。



郊外のニュータウン

札幌の街の広がりは、当時の道路や地下鉄の延長からもうかがい知ることができる。昭和49年、札幌〜小樽を結ぶ札樽自動車道が全線開通、昭和50年には国道231号と275号をつなぐ札幌新道が完成した。
地下鉄は昭和46年、南北線(北24条〜真駒内)開通を皮切りに、昭和51年には東西線(琴似〜白石)開通、53年に南北線が北を麻生まで、57年には東西線が西を新札幌まで延長した。市民の足の広がりとともに、居住地も広く、大きく変わっていったのである。


別館営業開始

改装後の客室
札幌グランドホテル別館外観
(写真:札幌グランドホテル別館外観)

昭和60年、札幌グランドホテルは別館の営業を開始。それまで新館と呼ばれていた17階建ての建物を「東館」と改め、「本館」「東館」「別館」の三つの建物で営業をしていくことになりました。別館には1,000名を収容できる大宴会場などの施設と客室96室を新設。
また、別館新築とほぼ同時期に本館の改装工事も行われ、お客様にゆったりとくつろいでいただけるよう、各客室のスペースが広くなりました。ビアホール「ビッグジョッキ」、レストラン「グランシェフ」、ラウンジ&バー「オールドサルーン1934」もこの時に誕生。北海道の豊かな食材を、ホテル仕立てでより愉しんでいただけるようになりました。 政財界の応接室・会議室、市民と西洋文化を結ぶ窓口として誕生した札幌グランドホテル。半世紀を経て、市民と北の文化の交差点となっていったのでした。



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060-0001 札幌市中央区北1条西4丁目

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